下北沢のシンボル的存在ヴィレッジヴァンガード下北沢店

2019年3月21日 2019年3月21日

puwapuwa

関東初出店の店舗として1998年にオープンしたヴィレッジヴァンガード下北沢店。「遊べる本屋」をキーワードに書籍、雑貨、キャラクターグッズ、CDなど様々なものを扱っている。

下北沢店は特に下北沢を代表するアーティーストのグッズを多く展開しており、下北沢ならではのサブカル、アングラ、ノスタルジーが漂う品揃えで、下北沢という街に根付いている店舗である。

今回は、そんな下北沢のシンボル的存在ともいえるヴィレッジヴァンガード、通称ヴィレヴァンについて紹介していきたいと思う。

個性的なPOPがいっぱいの店内

お店の前はガシャポンがたくさん並び、すでに異空間な雰囲気を醸し出している。ちょっと入りにくいかも・・・と思うかもしれないが、躊躇ぜずに入ってもらいたい。

店内に入ると、ちょっとしたおもちゃ箱の中に入ったようなワクワクした気持ちになる。このワクワクの正体は、店内のあらゆるところに貼ってあるPOPの効果が大きいと思う。ヴィレヴァンといったら、この個性的なPOPを思い浮かべる方も多いはず。下北沢店にもキラリと光るPOPがたくさんあり、ついつい商品に手がのびてしまう。名言風の言葉や店員さんが勝手にゴリ押ししたCDのPOPなど見ているだけでも楽しい。何かを買う目的なくフラっと立ち寄って発見する、そんな新しい出会いがあり、つい何時間も店内をさまよってしまうのだ。

商品のラインナップは多岐にわたる。靴下やバッグなどの生活用品、クッションやライトなどのインテリアグッズ、アクセサリー、アロマグッズ、バスグッズ、文房具、キャラクターグッズなどなど新生活で必要なものもプレゼント用品も自分の趣味のグッズもすべてそろえた店舗なのである。また「遊べる本屋」というコンセプトから、書籍の種類も多岐にわたっている。小説、雑誌、エッセイ、料理本、絵本、カルチャー誌、旅本、デザイン関連の本、写真集などなどメジャーなものからマイナーなものまで揃っている。

何でも屋に見られがちなヴィレヴァンだが、本の品揃えを考えると遊べる本屋というキーワードに納得する。ちなみにヴィレヴァンは本屋のため、図書カードが使えるのも嬉しいところ。

音楽の街、下北沢ならではのコーナーも

ヴィレヴァン下北沢店はアーティストのコーナーが他店に比べて多い。CDリリース時に挨拶に訪れるアーティストも多く、公式Twitterでは常に様々なアーティストが訪れている様子がツイートされている。

その中でも特に目立って展開されているのは下北沢に事務所があるKOGA RECORDS所属の「KEYTALK」だ。入ってすぐにKEYTALKコーナーがあり、MVが流れている。ツアーグッズに加え、ヴィレヴァンでしか手に入らない限定のコラボグッズもある。

2018年には「ヴィレトーーーク」としてヴィレヴァン×KEYTALKの期間限定ショップが展開されたほど、KEYTALKはヴィレヴァンにゆかりのあるアーティストだ。特に下北沢店は特別で、KEYTALKが店内のイベントスペースでライブなどをやることが多く、KEYTALKコーナーにはサインや来店時の写真などが多く飾られている。CDリリース時には必ず下北沢店に挨拶に来ているようなので、運が良ければKEYTALKのメンバーに遭遇できるかもしれない。またヴィレヴァンのKEYTALK応援隊長的な存在である「初代KEYTALKババァ」は下北沢店に勤務されていた。KEYTALKファンはぜひともチェックしたいお店である。

定期的に行われているイベントも魅力的

ヴィレヴァン下北沢店にはイベントスペースがあり、アコースティックライブやトークライブなどが定期的に行われている。過去にはパップコーンの芦沢ムネトが描くキャラクター「フテネコ」のイラストイベントやシンガーソングライターの吉澤嘉代子のサイン会、でんぱ組.incのインストアイベントなどなどジャンルにとらわれず多彩なイベントが開催されている。

イベントスペースの大きさは広くないが、大好きなアーティストや作家を間近で見ることのできるとても良い場所である。またイベントというと18時前後もしくは14時前後のものを想定される方が多いかもしれないが、下北沢店は24時まで営業しているためイベントスタートが21時ということも多く、仕事帰りや遊んだ帰りに気楽に寄ることができる。